育て方

かわいい盆栽

盆栽のための用具を揃え、準備ができたら、その盆栽を育てていきます。

水やりは一日一回、夏場は二回行いましょう。最も基本的な作業で、これを怠るとすぐに枯らしてしまいます。
旅行などで家を空ける際は、出かける前にたっぷりの水を与えておく、皿に水を張って鉢の底から吸わせる、などの方法で対応できます。信頼できる家族や知り合いがいるなら、鍵を預けて水やりをお願いすることもできるでしょう。
肥料も重要な植物の栄養分です。液体のタイプ、固形のタイプがありますが、盆栽では固形タイプの置き肥を使います。二~三ヶ月に一度補充しますが、詳しい与え方はお店の人に聞くなどするのがいいでしょう。

盆栽を長く育てるためには、鉢の植え替えも必要です。通常は二~三年に一度必要になりますが、短くていけないわけではないので、一年に一回「衣替え」するのもいいでしょう。
樹木の種類によって、植え替えの適した時期があることもあります。お店の人に聞くか、本やインターネットなどで調べておくといいでしょう。

盆栽を芸術的に楽しむためには剪定が必要不可欠となりますが、あまり難しく考えることはありません。
基本的には、伸びすぎた枝や大きすぎる葉を切ってあげるだけでいいです。触り過ぎたらいけないので、剪定の際にはよく注意します。
剪定のコツを学ぶには、専門の本を参考にするのが一番いいでしょう。

選び方

窓際の盆栽

前のページで、盆栽を始める時にはいくつかのタイプのものを同時に買うのがいい、と書きました。
ではどのようなものを選ぶのがいいのか、紹介します。

盆栽の定番は、松柏盆栽です。これらは常緑樹で、一年を通して力強い緑の葉を見せてくれます。必ずひとつ以上は持っておくといいでしょう。
花もの盆栽は、春から夏にかけて花を咲かせてくれるので、美しい花を楽しむことができます。
また、葉もの盆栽(雑木盆栽)は秋に紅葉をつけ、緑とはまた違う趣を見せてくれ、実もの盆栽は春から実をなす秋冬まで長く鑑賞することができます。

これらのタイプからひとつずつを揃えるといいでしょう。それから好みのものを見つけていくと、いずれはその方向性で高級なものを、と趣味の範囲を広げていくと楽しいです。
それぞれ、剪定のコツも変わってきますので、複数のタイプを揃えることは剪定の練習にもなります。練習の際には、大事な幹を切ってしまわないことにさえ注意すれば、失敗してもまた伸びてきますので、そんなに気負う必要はありません。

準備するもの

素敵な盆栽

それでは、盆栽を始めるにはどうすればいいのか、その具体的な内容を紹介していきます。
まずは準備するものです。

主役となる盆栽は、三つから四つを買ってしまうのがいいでしょう。始めは高級品ではなく、それなりに安いものでも構いません。
最初なのだからひとつがいいのでは、と思うかもしれませんが、自分の好みを見つけるためにも、最初のうちに盆栽のさまざまな表情を知っておくためにも、違うタイプの複数個から始めてみるのがいいのです。

盆栽を始めるとなると、剪定ハサミは外せません。
家庭用の普通のハサミを使うこともできますが、切れ味のいい剪定専用のものを購入するのが確実でしょう。長く使うために、砥ぎ石などを買っておくのもいいかもしれません。

ジョウロと霧吹きも揃えます。
基本的にはどんなものでも構いませんが、サイズや数に合わせて使いやすいものを選ぶといいでしょう。
肥料は「置き肥」という固形のものを用意します。また、殺虫剤なども買っておくともしもの時にすぐに使うことができます。